日本の夏は湿度が高いため、「熱中症」になりやすい環境にあるといわれている。そんな中、注目を集めているのが「ミネラル入りむぎ茶」だ。その健康効果が熱中症対策に有効だという。さらに無糖でカロリーやカフェインもなく、健康づくりを意識したランナーたちの間で“無糖のスポーツドリンク”として人気が高まっている。

「熱中症」とは、高温環境下で体内の調整機能が破綻することによって発症する障害の総称。

 人間の体には元来、発汗による汗の蒸発や皮膚に多くの血液を集めることで熱を体外に放出するといった、異常な体温上昇を防ぐ機能が備わっている。しかし、高温環境下では体内の水分やミネラルのバランスが崩れてしまい、これらの機能が働かなくなってしまう。

 体内調節機能が未発達な乳幼児や、体温調節や発汗機能が低下している高齢者は特に注意が必要だ。

 対策としては、十分な水分とミネラルの補給!特にミネラルは体内で作ることができないため、食品や飲料から摂らなければならない。

 ミネラルを含む食品といえば梅干しや塩あめなどがあるが、その中でも「ミネラル入りむぎ茶」を勧めるのがノザキクリニックの野崎豊院長だ。

「水分やミネラルが不足して血液がドロドロ状態になると、血液の流れが悪化し熱を放出できないため、熱が体内にこもり『熱中症』にかかってしまいます。そこで、ミネラル入りむぎ茶の血流改善効果が熱中症対策に効果的」と話す。

「ミネラル入りむぎ茶」の血流改善効果は、第11回ヘモレオロジー学会で発表された。健常な男性22~23人が「ミネラル入りむぎ茶」と2種類の一般的なむぎ茶を飲んだ後に、一定量の血液が流れる時間を測定すると「ミネラル入りむぎ茶」が最も血液流動性が高い結果となった。

 さらに「ミネラル入りむぎ茶は体の余分な熱を奪い、体の内部体温を低下させる体温下降効果もあります」と野崎院長。

 健常な男性4人の「ミネラル入りむぎ茶」飲用前と飲用30分後の体温変化をサーモトレーサー(赤外線熱画像カメラ)で測定。被験者の腹部・胸部の体温が1・7度下がった。

 同院長は「ミネラル入りむぎ茶はカフェインも含みませんので、お子さまから高齢者、冷え性の人、妊婦の人も安心な飲料と言えます」と健康効果に付け加え、安全性も指摘する。

【スポーツ層には「ミネラル入りむぎ茶」は無糖のスポーツドリンク】
 
 健康意識は年々高まるばかり。中でもウォーキングやランニングを楽しむ人は多い。そのスポーツ時にミネラル入りむぎ茶を飲む人が急増中という。

 一般社団法人・日本ランニング協会の小林渉代表理事は「汗をかくと水分だけでなく体に必要な栄養素であるミネラルも失われます。ミネラルは体内で作ることができないため食品や飲料から補給する必要があります。ミネラル入りむぎ茶はミネラルが補給できるうえ、糖分を含まないため健康づくりを意識したランナーにオススメのドリンクと言えます。当協会でもスポーツ時の水分補給に推奨しています」と、その有効性を語ってくれた。

 また、河村循環器病クリニックの河村剛史院長は、「健康を目的にランニングやウォーキングなど楽しんでスポーツをしている方は、糖分の摂り過ぎに注意が必要です。過剰に摂取してしまうと急性の糖尿病に似た症状(いわゆるペットボトル症候群)になる危険性があります。健康的に体を動かす方には、無糖でミネラルが補給できる“ミネラル入りむぎ茶”がお薦めです。“無糖のスポーツドリンク”と言えるでしょう」と話している。

【駅伝の強豪・東洋大では日常生活でも飲用】

 大学駅伝の強豪・東洋大学陸上競技部の駅伝チームは、日常生活で体調を整えるために「ミネラル入りむぎ茶」を“コンディショニング飲料”として取り入れている。

 同チームを率いる酒井俊幸監督は「練習だけでなく、日常生活でのコンディションづくりがレースの結果を大きく左右します。様々なドリンクがある中のひとつとして、無糖でカロリーゼロ、カフェインもなく、ミネラルが補給できる『ミネラル入りむぎ茶』を、毎日のコンディショニング飲料として選手に対して積極的に薦めています」と語った。