わんルーム・・・名犬ヘロッピ物語・ヘロッピと子犬の３日間・・・１ .2｜未選択

わんルーム・・・名犬ヘロッピ物語・ヘロッピと子犬の３日間・・・１ .2

泥棒事件があってからのヘロッピはいつも不機嫌であった。

なぜかと言うと隣のホンダがなぜか泥棒を捕まえたことになってしまってちょっとした英雄になったからである。

「なんでホンダが捕まえたんや、あいつは卵やきもろて金の隠してる場所をおしえとったやないか」と言って

不機嫌な毎日をおくっているのであった。それにホンダは嫁さんまでもろて子供までできたのでますます

腹がたつのであった。

しかしヘロッピも２匹の子供ができたので毎日子育てに忙しいのである。

子犬の名前は雄はパウロで雌はアリスと言う名前であった。

子育てに忙しい時にジュリアの体の調子が悪くなってきたのであった。

「あんた私最近熱が続いてしんどいは」というのである。

ご主人がおかしいと思ったのか医者に連れて行くことにしたようである。

子育てのヘロッピの愚痴を毎日聞かされておかしくなったようである。

「おとうちゃん　おかちゃん大丈夫か　おとうちゃんが毎日隣のホンダのおっちゃんの悪口言うてるから

おかしなったんとちゃうか」とパウロに言われたのである。

「アホ！そんなことないわ！お前らが言うこと聞けへんからや」といっておこるのである。

「おとうちゃん　隣のホンダのおっちゃんうらやましいのと違うか」とアリスに言われたので本気になって

おこるのである。

「やかましわえ　お前らが言うこと聞けへんからや」と怒鳴りつけるのだが子犬たちは

「おとうちゃん　むきになることおもたらズボシやな」とパウロにいわれてますます怒り出すのであった。

「隣のホンダのおっちゃんの奥さん結構べっぴんさんやで　羨ましいねんやろ」

「アホ！ガキがませたこというなボケナス」といってパウロをしかりつけたのであった。

「可愛い子犬までできたし隣はええな　毎日ええもん食べてるのんと違うか」

「アホ！いやしいこというな」といってパウロをまた怒鳴りつけるのであった。

「この辺にすんでたらあかんな　食うことばかりやな」とおもうのであった。

「おとうちゃん　隣の子犬の名前知ってるか　リトルホンダ言うねん　嫁さんの名前はシビックいうらしい

変わった名前やな」といってアリスが笑うと「名前で笑うな！」といってしかるのであった。

そしてしばらくするとご主人が帰ってきたがジュリアはいなかったので子犬は心配して泣きだすのであった。

「心配せんでええ　おかぁちゃんすぐ帰ってくるがな」というのだがパウロとアリスは泣きながらいうのである

「おとぉちゃんが隣のホンダのおっさんのことばっかりいうから病気になったんや」というのでヘロッピは

また腹がたってきたのである。

「ちゃうわえ　アホ！おまえらがうるさいからや」といって喧嘩になるのであった。

ご主人の話によると３日間ほど入院するらしいのである。

「３日間だけや　辛抱せい　アホ！お前らもう大きくなってるよって辛抱できるやろ」といってなだめるので

あった。

「せやかて　おとうちゃん　ボクら愚痴聞かんなんがな」といわれてまた腹がたつのであった。

「愚痴なんかいうてないやないか　アホ！」と言うとアリスが「アホいうもんがアホや」と言われてまた

腹がたつのであった。

親子か兄弟かわからないような感じなのである。

これから３日間ヘロッピと子犬の長い３日間が始まったのである。

続く

ヘロッピは相変わらず不機嫌であった。

パウロとアリスの２匹の子犬たちをもてあましているのであった。

「おとうちゃん　隣のダックスのホンダのおっちゃんどこか旅行いってきたそうやで　うらやましいな」

というので　ヘロッピはなたおこりだしたのであった。

「アホ！よそはよそや　うちはご主人２たりとも忙しいのや」

と言うとやはり少し羨ましいような顔になったのでパウロがいうのである。

「おとうちゃん　やっぱり羨ましいねんやろ　どっか連れて行ってくれ」と言ってなきだすのであった。

するとアリスも「どっかいこ　デズニーランド行きたいわ」と言ってなきだすのであった。

ヘロッピはらがたってくるのである。

「アホ！おれも行きたいけどしゃぁないやろ」と言ってしまったから子犬たちは

「やっぱりお父ちゃんもいきたいねんがな　昨日リトルホンダがいうてたで　富士山上ったそうや

ほんで温泉につかったそうやで　ぼくも富士山いきたいは」と言ってまたなきだすのであった。

「アホ！ホンダのことばっかり言うな　腹がたってくるやないか」と言ってどなるのである