インターネット ユーザーはブラウザに何を求めているのか。
Mozilla Foundation は、オープンソース Web ブラウザの次期版『Firefox 4』でこの疑問に答えを出そうとしている。
Mozilla は、Firefox 4 に新しい『Jetpack』アドオン技術を搭載し、『Weave』でデータ同期機能を追加するほか、パフォーマンスの強化、パーソナライズ性やカスタマイズ性の改善を行なう計画だ。現時点では、Firefox 4 の最初のパブリックベータ版を6月に、最終版を2010年末までにはリリースする予定だという。
同リリースで Mozilla は、Google の『Chrome』や Microsoft の『Internet Explorer』などとシェアを争っている Web ブラウザ市場を、引き続き加速させようとしている。
エンドユーザーと開発者では Firefox の使い方が異なるが、速度とパフォーマンスを求めている点は両者共通であり、それが Firefox 4 の主な目標の1つだ。
Mozilla の Firefox 担当ディレクタ、Mike Beltzner 氏は、ブラウザの性能を高めるにはいくつかの異なる方法があると指摘する。Mozilla 開発者たちはこれまで JavaScript の速度向上に注力し、『
Firefox 3.5』では高速 JavaScript エンジン『TraceMonkey』を導入している。次の Firefox 4 では、新しい『JaegerMonkey』エンジンを採用し、さらに JavaScript のパフォーマンスを向上させる計画だ。
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